キーンコーンカーンコーン
きた。
二度目の一番聞きたくない音。

「優唯夏ーっ!」
抱き着くなり口がにやけてる亜由那。
「はぃ・・・」

笑ったまま言葉を返さない亜由那。
あたしが選ぶ道は一つしかないみたい。

「い・・・ちと。昨日の、さ・・・」
「あぁ。」
「へ・・・んじ聞きたいんだ、けど、、、」
「あぁ、いいよ。」
「あ、じゃぁ、お願いします。」
「こちらこそ」
「じゃぁ、また明日。」



「優唯夏!どうだった?!」
「うん。」
「うんって・・・オッケーだったの?!やったじゃん!!おめでとうーっ☆」
「ありがとう。」
亜由那可愛いなぁ・・・なんて思ってたら
「喜んでない。」
「え?」
「嬉しくないの?」
「え、嬉しいよ?」
「他に気になってる人とかいるんじゃないの?」
「そりゃぁ、潤也クンでしょ〜」
「それは俳優サンでしょ。この学校にいるんじゃないの?」
「ぃないよ。いるわけないじゃん(笑)」
「ならいいや。まっ、頑張って〜」