僕色、君色。




「そらぁー!久々ッ!」


そして瑞希と会う約束をしてる日になった。

友達みんながあたしに抱きつく。


「えへへ、みんな久々だねぇ!」


あたしは自然と笑顔になる。

こんなにあたしを待っててくれた人がいるなんてあたしは幸せだな、って思った。


「空が無事でよかった♪」


そう言ってあたしを未だに抱き締める子は、工藤成美。

あたしの親友。


「成美~ありがとお~!」

「あたし待ちくたびれたよー!」

「ごめんねーっ!」

「大好きだから許す!」


そんな会話を交わしていたら授業が始まった。

どの教科も、先に進みすぎていて何がなんだかわからなかった。


だけど成美が
「今度あたしん家おいで!一緒に今までの分勉強しよっか!」
と言ってくれた。