バイクは走り出した。 爆音を気にしながらも夏の夜風に包まれ涼しかった 目の前には拓人の背中。 その背中は大きくて広かった そして、拓人から漂う匂い 何故か落ち着く。 今まで他人には一切関わりを持たなかった私。 何故? 拓人の涙を見た瞬間今までに感じたことのない思いだった そして、キレイな顔に髪に… 瞳に釘付けになってしまったんだ。