「さ~いちゃん☆どうかしたの~~?」


なんて甘い声を出しながらドアを開けて入って来たのは
高橋魁斗[たかはしかいと]。
女の子より可愛いい高橋グループ御曹司。
依頼受けた張本人ご登場。

「魁斗。あんたが依頼受けたんでしょ!?」

「えーとぉ。いつぅ?」

「朝。」


私がそう答えると、今まで考えていた魁斗の顔が明るくなった。
なんで明るくなるのかは知らない。



「思いだしたぁ!!確かにうけたよぉ。」



なぜ、語尾に小さい文字をつけるのか不思議でならない。






「でも、なんで・・・。」

「ふぁにが・・・。ふぁ・・・。ふぉいあいずよふぃたしたのぉ?」


そんながたがたな言葉で聞いてきたのは

深咲妃汰都樹[みさきたつき]。
いつも学校の裏庭で昼寝をしていてかなりのマイペース。
全国展開中のヘアーサロンMisaKiの跡取り。


また、寝てたご様子で………。