俺を近くの
電柱の脇で
拾った
じいちゃんは、

家に連れ帰り、

何にもない
ぼろやに、

ダンボールで
俺の家を
作ってくれた。


下手で

見た目も悪く、

すごく
狭かったけど、



とても
暖かかった。




足が悪い
じいちゃんは

俺にミルクを
買いに
行くための

杖を買った。


それでも

片道20分の
道のりは
たやすくは
なかった。




じいちゃんは


わが子の
ように
俺を育て、

俺は
かなり
立派に
成長した。







太陽が
容赦なく、


降り注いで
いた。