「おーい美優!起きろ!」

母の声で目が覚めた。

「やだね。」

「起きないとお兄ちゃん連れてくるよ!!」

げっ。

「はいはい起きます起きますよー。」

龍君連れてくるとうるさいからな・・・。

「今日は二人のお見合いの日なんだからっ!」

・・・。はっ?!

童顔の顔で目をくりくりさせ可愛く言ってきた母。

「なんで美優も?美羽だけでいいじゃん。」

「それじゃつまらないじゃない!」

なんだその理由。

「どうせ美羽になんじゃん。それに美優今日モデルの仕事だし。」