キーッ
ガシャ
「お嬢様」
「しお爺」
しお爺は周りを見渡して何が起きたか
観察していた
「裕樹
遅いと思ったら
何してたんだ」
「おれは」
「しお爺」
私はあわてて声をかけたら
声が思った以上にでかくなり
周りがびっくりしていた
「どうなさいました
綾乃様」
「この人はそこの転がってるスリから
私を守ってくれたのよ」
「そうでしたか
裕樹よくやった」
「いえ」
「綾乃様
屋敷のお戻りしましょう」
「ええ」
あ・・・
花
振り返るとつぶれていた
拾って持って帰ると
花屋のおばちゃんが微笑んでいた
