コンコン

「何」


「おはようございます お嬢様 
朝食の支度が出来ました」


「わかったわ」





私は執事に起こされるなんてごめん





普通のおじょうさまなら





起こされるのが当然





でも
私は普通のお嬢様じゃない




幼いころ
たった一人信じたメイドが




お母様の形見の指輪を盗んで逃げたときから




執事もメイドも信じてない




今の執事は先々代のときから仕えているから




ヘアに入る許可も





しお爺だけ