幸せの見つけかた

それから、彼女が知っている店に行った。



フランス料理と聞いてビビッたけど。



入ると堅苦しい雰囲気はなくて、ホッとできる空間だった。




案内された席は、四角いテーブルを取り囲むように4つの椅子が並べられていた。



店員が彼女をエスコートして座らせ、向かいの椅子を俺に引いてくれたので、そこに座った。




一旦店員が去っていくと、彼女がモジモジしている。





「…どうかしました?」



正面に座る彼女に、声をかけた。





「あのさ… 良平くんの横の椅子に、移っていい?」



「え? …いいっすよ?」



そう言うと彼女は立ち上がり、俺の横に移動した。