幸せの見つけかた

そうは言ってみたものの、やはり気は重い。



とりあえず今日は、黙って座ってればいいと言われたし。



今夜は…彼女に会うんだし。


いや、決まってるわけじゃないけど。




そうだと信じて、この場を乗り気ろう。






しばらくすると、ある建物の前でタクシーが止まる。




数名の社員と共に、施設の中に入った。



施設長という人が出迎えてくれ、上野さんが挨拶してる。



案内され、ちょっと広い食堂のような場所へ入った。



そこには既に人が集まり、こちらを向いて座ってた。




俺らは、その人たちと対面する形で、横一列に並ぶ。



上野さんが簡単な挨拶をした後、用意された椅子に座った。





こちらを見る施設スタッフの視線に、圧倒される。



まだ詳しい説明はしてないのに、良い話じゃないことは察しがついてるみたいだ。




誰も笑ってる人は、いない。