フォン、と光が消えたと同時に、俺達は現実に引き戻される。 皆、すぐには言葉が出なかった。 「…今の、視たか?」 俺の問いに皆ゆっくり頷く。 信じられない いや、信じたくない 「まさか、奏汰さんが犠牲者だったなんて…。」 沈黙が走る。 親友が、“希望への道筋”に巻き込まれた それを知ったとき、親父はどんな気持ちだったんだろう…? 「…何だよアイツ!!」