慌てた声と共に走って来たのは
海と渚の妹、岬だった。
「岬ちゃん、今日はおめでとう。」
「そんな走ってどうしたんだよ?」
ハァハァと岬は息を整えると、「大変なんです!」と声を上げた。
「う、うう海兄達の姿が見当たらないんです!!」
「「「は…?」」」
あまりの報告に皆は言葉を失う。
主役である海達の姿が無い…?
「トイレにでも行ってんじゃね?」
「直はほっといて…。美優や渚なら知ってんじゃねぇの?」
愁の言葉に岬は首を振る。
「それが、なぎ兄達も見当たらなくて…。控え室に、『式までには戻る』って置き手紙が…。」

