山の中にある墓地 一つのお墓の前に、花を持った悠里が立っていた。 「…久し振り、右京君。」 お墓に向かって悠里はニコッと笑う。 「海と渚が…あの人を止めてくれたんだって。あなたの意志を、受け継いで…。」 悠里の脳裏に浮かぶのは 学園での生活 苦しくて、辛かったけど 何より、幸せだった 「ねぇ右京君…私達は、何で失敗しちゃったのかな?」