spiral"alive"Ⅱ


本来ならいる筈の無い、山下悠太は、志穂の隣でstayを見据える。



「な、何で悠太が学園に…?」



「私が呼んだの。あなたに、取り戻して欲しかったから…。」



志穂の言葉にstayの動揺も収まった。




成る程



志穂の仕業だったのか




一人現状を納得するstayの方に、悠太は足を進める。


距離が近付いたと思ったら



stayは悠太に抱き締められた。



「!悠太?」



戸惑いながら、stayは悠太が泣いている事に気付いた。



「…久し振り、『陸斗』。」



『陸斗』



悠太の口から発せられたその言葉に、一度溜め息を吐いて




「ほんと…お節介野郎ばっかだな、この学園は。」



波が流れている事に、気づいていなかった。