「何か用か?」 ポケットに手を突っ込みながら廊下の壁に凭れているstayは、俺にそう問いかけた。 「…もう一度、ちゃんと話しておきたくて。」 一定の距離をおいて、俺も壁に凭れた。 「愛しい華ちゃんは一緒じゃねぇのか?」 「最後に学園の風景を見て来るってさ。他の奴等も、自分の方法で別れを告げてるんじゃねぇの?」 「成る程…もう帰るのか?」 「あぁ…今日の正午に向こうに帰る。」 そうか、とstayは呟いた。 「…あんたには、色々世話になった。」