「くっ!」
キィン、と音が鳴る。
力を込めても、副学の大剣はビクともしない。
「何度やっても同じだ。…何故それが分からない?」
「っうわ!」
只、片手で振り払われただけなのに
俺の体はジェットコースター級の速さで地面に叩きつけられた。
「っ…。」
体中が痛む。
アイツはちっとも本気なんて出していない
俺達を倒すのなんて
赤子を捻る位簡単なんだ
瞬間、脳裏に浮かぶ皆の笑顔。
…けど、諦める訳にはいかない!
俺はペンダントの柚璃の輝石を掴む。
ポゥ、と白い光が俺を包み込んだ。
「小癪な…無駄だというのに。」

