私の手に握られている小瓶
その中に入っている、一枚の桜貝。
ーーずっと一緒にいようなーー
幼い頃
そんな儚い願いを、この桜貝に託した
「二人が約束を破った事なんて…今までで一度も無いよ?」
少しでも信じてほしくて
精一杯笑って言った。
大丈夫だと、自分に何回も言い聞かせて…
「…そうよね。」
美優はハァ、と溜め息を吐いた。
「アイツ等は帰って来るわ。約束…したものね。」
「美優…。」私は一瞬ホッとした。
伝わったんだ…私の気持ち
「だよな。」
「あぁ…アイツ等なら絶対帰って来る。」
「信じましょう。」
皆も納得したみたいだ。

