spiral"alive"Ⅱ


私の言葉を遮った志穂ちゃん。



「狭間の世界は…魔界や人間界と違い、『世界』と呼ばれている只の無の空間なんです。

“チーム”が拠点とした黒の結晶が在る地点は唯一『世界』が成り立っている場所であり、後は只の空間です。

例え來でも、海達の元に繋ぐのは不可能です。」



志穂ちゃんはそうハッキリ告げたけど


悔しそうに俯いた。




「それじゃ何?海と渚を…犠牲にしろって言うの?」



「美優…。」



結局の結論はそうなるだろう



私達にはこれしか、方法は無いんだから…



「アイツ等を見捨てる?んなの出来る筈ねぇだろ!」



「落ち着け直!取り乱すな!」



「こんな時に冷静になれるかよ!!」



直は夾の胸倉を掴んだ。



「止めて下さい!」



直ぐに祐介君が止めに入る。



どうしたら…どうしたらいいの?




二人を見捨てるなんて、出来ないよ



瞬間…私は、ポケットに入っているアルモノを思い出した。



「…やろうよ。」