「昔から、喧嘩が強くて…皆を護ってくれてた。そんな海兄達を、私は好きだったんだって。
能力は、そんな海兄達に力を貸してくれてるんだって。」
能力が
俺達に、力を貸してくれてる?
「きっとこれが海兄達の存在理由。困ってる人達を助ける…その為に、能力は海兄達を選んでくれたんだって。」
考えた事無かった
只、気がついたら自分は能力者で
能力者だから、世界の為に戦わなきゃいけないって思ってた
けど、逆だったんだな
「能力が海兄達を苦しめる筈無い。本当の原因は、やっぱりあなただよ。」
強い意志が籠もった瞳で
岬は副学を見据えた。
「…ハッ。」

