これが夢なら、私はどれだけ幸せなんだろう?





「っ!」



「美優!!」




目の前で美優から血が流れる。



美優は倒れず、何とか持ちこたえた。





やっぱり、記憶の通り…相手の運動神経は半端ない




避けるのも難しい位に…




「っ…美優。」



「来ないで。」




立ち上がろうとした私は美優の声に停止する。




「ここは大丈夫。だから華は夾の治療に専念して。」



「っ…。」