菜摘の指差した先 鉄格子の向こう側に見えた、人の姿 「夾!?」 美優の風で鍵を強引に破る。 ガシャンーーと大きな音を立てながら鉄格子は開き 私達は人影へと走り出した。 「夾…夾!!」 葵に抱えられた、首輪や手枷がつけられた傷だらけの少年 成長期で大人っぽくなっても、間違いない この人は夾だ 「葵落ち着いて。華、治療をお願い。」