皆も目を丸くする。 俺に凭れかかっている無籐 もう二度と、目を開ける事は無い 「…漸くコイツは、解放されたんだ。」 親父を裏切ったあの日から 焼き付いた地獄のような後悔から 「今、コイツは自由を手に入れたんだ。」 俺の言葉に、皆は何も言わなかった。 「…お疲れ、無籐。」 最後に、そう呟いて 俺は無籐を横たわらす。 すると、柚璃が向かい側に座り、無籐の手を合わせてくれた。 「サンキュー、柚璃。」 柚璃は悲しそうに笑った。 「ごめん、待たせた。」