俺と無籐の視線が交わる。 「君は…本当に、右京君そのものだ。暖かい…日溜まりの側にいるみたいに。 僕はやっと、日溜まりの中に入れたんだ。」 どれだけ手を伸ばしても届かなかった ずっと欲していた物に、漸く手が届いた 「…君に、伝えなきゃいけない事がある。」 虚ろになってきた無籐に、俺は静かに頷いた。 「あの方の居場所は…簡単には行けない。君達がずっと存在を知らなかったのはそのせいだ。 一度しか言わない…あの方への鍵は、…“不思議の国”ーー」