聞こえた声に、俺は目を開ける。 今のは、無籐じゃない 予想通り、声を発したのは無籐じゃなく 半分以上消えかかっている、牧野さん 「っ牧野!」 「てめぇ無籐!どういうつもりだ!!」 延原さんの怒鳴り声に無籐は目もくれない。 牧野さんが完全に消えると、次は奏汰さんと延原さん。 「クソ…!」 「チッ…。」 音も無く、霧のように 二人の姿は消えていく。 「…結局、君の勝ちって事か。」