俺の言葉に、無籐は俯いたままピクリとも動かない。 きっとコイツは、悪い奴じゃない なら、これ以上の戦いは無駄なだけだ 「…なにが。」 「?」 ワナワナと震える拳が目に入った。 「君に…あの時の僕の何が分かるんだよ!!」 悲痛の叫び声と共に、無数の岩石が俺に向かってくる。 …幻覚だ そう判断し、俺は避ける事無く前を見据える。 「!?」