Rの瞳から涙が零れる。 「きっと、これは悪い夢なの。夢から醒めたら…いつもと同じ日々が待ってる筈…なのに。」 シュン、と音と共に 愁達が戻って来た。 愁達は駆け寄らず、その場に立ちすくんで状況を見守る。 「嫌…私は只、生を与えてくれたあの方の為に…。」 泣きじゃくるRに、皆言葉を失った。 何も言わず、只ずっと見つめる。 「っ…ごめんなさい、X様。役に立てなくて、ごめんなさい…。」