土煙りが晴れて、海の姿が視界に写る。 何もかも、全く同じ だけど、彼と海は違う 「俺を倒すって意気込んでた割には、随分消極的な攻撃だな。」 「…今、私の中にあなたを倒す理由が無いから。」 「は?」海は顔を歪めた。 「分かってんの?こっから抜け出すには、どっちかを倒す必要がある。 もしかして、本物かもしんなくて怖くなった?」 「ううん、あなたは偽物の海。それは確かだよ。 けど…あなたもあなた以外何者でも無いでしょ?」