「はぁ…はぁ…。」



美優の風で辿り着いたのは、ある空き教室



俺達は疲れで、床に座り込んだ。



「ったく、どうなってんだよ?」


「聞いてなかったのか、直。アイツ等は敵に回ったんだよ。」



渚の適当な答えに直はハァ、と溜め息を吐いた。



「でも、皆は只脅されてるだけだよ。」


「分かってる。」渚は華に言った。



俺達は信じたく無いんだ



俺達がアイツ等を苦しめているなんて…




「悪いのは副学だ。俺達が元凶を倒せばいい…それだけだ。」