「ヤバい!遅刻だ遅刻!!」 食パンをくわえながら、俺は玄関まで走って行く。 「ちょ、右京君!鞄忘れてどうするの!!」 靴を履いてる俺に、悠里は呆れながら鞄を差し出す。 確かに、俺は何故か手ぶらだった。 「サンキュー悠里!!」 食パンを強引に口に放り込んで、俺は立ち上がる。 「あ、右京君ネクタイ曲がってる!!」 悠里がすかさずネクタイに手を伸ばす。 手際良く、ネクタイは綺麗になった。 「「父ちゃーん!!」」