重なったのは一瞬で ゆっくり、唇は離れていく。 「牧野、君…?」 今… 「…一度くらい、多目に見ろよ?空岡。」 牧野君は悔しそうに笑って 眠っている右京君にそう告げた。 すると牧野君は立ち上がって、私達に背を向ける。 「行け、悠里。これ以上俺の気持ちを踏みにじらないでくれ。」 私の目から大粒の涙が零れる。 沙雪ちゃん 空也君 京香さん 延原君 牧野君 「…ごめんね。」 それだけ告げて 私達は光に包まれた。