「悠里、大丈夫?」 隣で走る京香さんが顔を覗き込んで来た。 「…大丈夫です。」 何とか笑って言えた。 「顔青いよ?あともうちょっとで着くからね?」 「ハイ…。」 私はスッとお腹に触れる。 大丈夫 大丈夫だから… もう誰も死なないで 「着いたぞ!」 バンーーと延原君と牧野君が足でドアを蹴り飛ばした。 初めて見た大聖堂に、私は言葉を失う。 ここが…大聖堂? 「伏せろ!!!」