「…まさか、巻き込まれてたなんてね。」 美優は自分の目の前に居る人物に言う。 『彼』は、ハァと溜め息を吐く。 「先には海に行かせた。アイツに任せれば大丈夫だ。それに、俺がお前を見捨てる筈無いだろ?」 彼ーー渚は美優を抱き締めた。 美優は一瞬思考が停止する。 「ここから出る為には、どっちかが犠牲になるしか無い。 俺には…お前を殺せない。 殺せ、美優。」