spiral"alive"Ⅱ


「っ…。」


お前…




「右京君、これを。」



僅かに残った左手で差し出されたのは



一つの灰色の輝石。




「これは?」



「これだけは右京君に入れられない。この能力は、私が今まで盗んで来た中で一番恐ろしいもの。


気をつけて。この能力はーーー」



「!」



そんな能力があるのかよ…




俺が輝石を受け取った時、もうソイツは僅かしか残っていなかった。



「待てよ。」



俺は最後に彼女に向かって叫ぶ。



「お前の名前は?」



そう聞くと、少女はニコッと笑った。



「私は西園寺椎名。最初の実験体、西園寺志穂の妹だよーーー」