「っ…。」
お前…
「右京君、これを。」
僅かに残った左手で差し出されたのは
一つの灰色の輝石。
「これは?」
「これだけは右京君に入れられない。この能力は、私が今まで盗んで来た中で一番恐ろしいもの。
気をつけて。この能力はーーー」
「!」
そんな能力があるのかよ…
俺が輝石を受け取った時、もうソイツは僅かしか残っていなかった。
「待てよ。」
俺は最後に彼女に向かって叫ぶ。
「お前の名前は?」
そう聞くと、少女はニコッと笑った。
「私は西園寺椎名。最初の実験体、西園寺志穂の妹だよーーー」
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