空也は言葉を失った。
沙雪も、全てを話して表情を歪めた。
「奏汰さんには悪いって思った。けど、このままじゃ何も変わらないまま時間だけが過ぎていく。アイツを止められないまま終わっていく。
そんな嫌なの!何も出来ないまま、変わらないまま放っておくなんて出来ない!!」
沙雪の叫びが部屋中に響く。
取り乱した自分にハッと気付くと、沙雪は俯いた。
「だけど分かってる。私は右京さんの大切な人を学園長に売った。私は右京さんを傷つけた。右京さんを裏切った。
空也は…そんな私と一緒にいるのは嫌でしょ?」
仲間を裏切った
今までずっと、クラスの誰よりも近い存在だった彼等を…
「…嫌な訳ねぇだろ。」

