沙雪の言葉に、一瞬沈黙が走った。
「は?能力移植実験所?…学園長のか?」
「うん。」
半信半疑の空也に、沙雪は迷う事無く肯定した。
「ちょっと待て。お前何を根拠に考えればそうなる訳?」
「奏汰さんが示してくれたんだよ。」
「ふーん、奏汰さんがねぇ……って、はい!?」
空也はソファーから飛び上がった。
『奏汰』
その単語に反応して…
「学園長の研究データベースをハッキングしたら、次に奏汰さんが狙われるって分かったの。
私はそれを利用して、奏汰さんに発信機を仕掛けた。そうしたら、反応が“迷いの森”から出たの。」

