そして次の日の昼休み。
私と涼と美波と康平で、ご飯を食べている。
「結羽、平気か??」
康平が心配そうな顔で聞いていた。
「大丈夫だよ~☆」
「はぁ.......。」
康平が大きな溜息をつく。
えぇーーッ!!
ここって溜息つくところ!?
「俺、好きな女が無理して笑ってるの、我慢できねぇから。」
「///ッ、、、。」
絶対、今の私の顔は真っ赤。
康平って、こんなこと言うようなキャラだったっけ・・・?
みんな必死に想いを伝えようとしている。
涼は美波に。
美波もその想いに応えて・・・。
康平は私に大きな愛をぶつけてくる。
じゃあ、私は・・・・・??
涼にも想いを伝えていない。
康平の想いもあいまいに流して。
涼に想いを伝えるのも、このまま想いを隠し続けるのも、
康平の愛を受け取るのも、受け取らないのも、
どれも、“勇気”がいること。
私も決断しよう。


