「有難う、頑張って!」


・・えーただいま、二階の


濱田君と言う人の部屋の前に居ます。


箒持って、塵取り持って。


「が、頑張りますね?」


あたしが言うと、友達さんは上機嫌で


階段を下りて行った。


よしっ。  


また気合いを入れて、目の前の扉を


コンコン、と叩いた。