「ハァハァ椎那たん見−つけた」

顔を出したのは
ポッチャリした
男。

杉山 次朗(スギヤマジロウ)

1年の時
同じクラスだった。

異様な視線は
感じていたがまさか
ストーカーされてたなんて。


「椎那た〜ん。こっちにおいで。僕といい事しよう」


ゆっくりとあたしに
近づいてくる。

やだ。
怖い。
怖い。

鳥肌が全身にたち
再び体が震えだした。

「こ・・・ないでぇ」

フワッ