ドキドキ止まんない!!


きこえちゃったら
どうしよう!!


ほんとさっきから
あたし変だよ!!

「熱ねぇじゃん」


やっと解放された・・・


「熱なんてあるわけないじゃん!じゃあ、あたし家はいるから。送ってくれてありがと」


「おう。んじゃ―な」


そして夏葵は元きた道を
戻っていった。


なんだよ。

やっぱ送ってくれたんじゃん。

用事あるって言ったくせ。

「・・・はぁ」


それにしても
ほんとあたし
どうしちゃったんだろう。

触れられたデコに
手を添えてみた。

あいつの熱が
残ってる。

まだドキドキも止まらない。
なんで?

考えれば考えるほど
分かんない!

とにかく家はいろ!
風呂にも入りたいし。


考えるのはその後。