「あたしトイレして来るから椎那先いってて!」

「分かった〜」


二階のトイレで華と
別れ1人で屋上を目指した。


てゆ〜か
何で電気ついてない訳?

外が曇っているせいか
余計に暗い。


三階に上り終えた時
後ろから足音が聞こえた。

だ、誰?

「華?」

振り返ったが
そこには誰もいない。

あたしは怖くなって
走った。

足音も走って
ついてくる。

もうやだ!

誰よぉ!

最後の一段に足を
かけ思いっきり
屋上に続く扉を
開けた。