それに対して夏葵は
すごい嫌そうな顔。

「はい!買ってきてやったぞ〜!」

「サンキュ」

どっさりとした袋を
夏葵に渡した。

袋の隙間から見えるのは
メイド服やらナース服・・・


あ、はは・・・

ほんとにコスプレ用だ。


「そういえばさっき聞き忘れてたんだけど何ちゃん?」


「あ!えっと、田崎椎那です!」


「椎那ちゃんね〜!あたしは本堂麗夏(ホンドウレイカ)!ところで君達いつから付き合ってんの?」

「はいぃ?!ちち違います!付き合ってません!」


「え?そうなんだ」


「はいっ!」

何故か麗夏さんは
不思議そうな顔した。


「2人は学校でも仲良いの?」


「仲良くないです!むしろ天敵?だって夏葵いっつもチビだどかブスだとか言ってくるんですよ!」

そうだよ!
ぜんっぜん仲良くない!

「夏葵が?」

「はいっ」

「へ〜そうなんだぁ♪あの夏葵がねぇ〜夏葵あんまイジメちゃだめよ!優しくしてあげなさいっ☆じゃ、あたし仕事戻るから!じゃあねぇ〜」

麗夏さんはニヤニヤしながら去っていった。

あの意味深な笑いは
なんだったんだろう。

「うざ。ほら帰るぞ」


「う、うんっ」