トゲトゲ

｢華〜！！｣

休み時間になった瞬間
華にとびついた。

｢椎那かなりコキ使われてたね〜｣

｢もう嫌だよ〜。華〜席替わろうよ〜｣

｢却下。あたし今の席、結構気に入ってるし｣

即答かよ！！

くそぅ。

｢でも、いいじゃん。2人共かっこいいし。あの2人超イケメンって今かなり有名になってるよ〜｣

｢所詮、顔だけだって。特に本堂夏葵とか！！！ほんっとむかつく！｣

｢てか何であの2人編入してきたんだろうね。2人共、前の学校も一緒でそん時から仲良かったらしいけど｣
｢何で華がそんな事知ってんの？｣

｢あれ。あそこで話してたの聞いた｣

華が指さした先には
女に囲まれる奴ら2人。

ふんっ！！

ちょ―っと
かっこいいからって
囲まれていいご身分
でしょうね！！

あんな無愛想、てか
不機嫌な顔しちゃって
内心ではデレデレ
喜んでるくせに！！

そう、本堂夏葵は女の質問に対してフルシカト。