始業式から2日。

あいつらが来て2日。

まだ地獄の日々は
始まったばかり。


「し〜ちゃん♪暇いからあそぼぉ」


斜め後ろから
あたしをつついてくる
この可愛い顔した男。

ほんと・・・


うざい!

あそぼぉって馬鹿か!!

今、授業中だっての!!!
お前が暇でも
あたしは暇じゃないんでね!

そんなに暇なら、

「1人しりとりでもやってれば」


「おい、チビ。俺のノート写せ」


隣から偉そうに
言ってくる
かっこいい顔した金髪男。

ほんと・・・


むかつく!!

ノートくらい
自分で写せよ!!


「生憎あたしはあなたの言う事きく程暇じゃないので。自分のノートくらい自分で写して下さい」

誰があんたの
ノートなんか・・・

「あ゙ぁ?誰に言ってんの?」

「・・・・ひぃ!」

怖い!
怖いよ!
そんな怖い顔で
睨まなくても!!

「あ、何?もしかして俺にキスしてほしくてわざとやってんの?」

「喜んでノート
写させて頂きます」

「さっさと写せ」


何であたしが
こんな目に
合わないといけないの−!?