「・・・・・」

無言。

「か、顔がよくても後はヒョロヒョロじゃない!」


そうよ!

勝ち誇って言うあたしに
本堂夏葵はニヤッと笑う。

何?!
その怪しい笑みは!!

超こぇえぇえぇ!!!!!

「ヒョロヒョロか確かめてみる?」


は?
はぁ?

えぇえぇえぇえ!!!!!

ち、ちょっ

「ちょっと待って−!うううう嘘!嘘だから!」

脱がないでぇえぇ!!

そう、この男
本堂夏葵は着ていた
制服を脱ぎ始めた。

ストップをかけるが
無視され本堂夏葵は
上半身裸。

筋肉がいい感じに
ついていて余計な肉は
ない。
男らしい体つき。
肌が綺麗だから
余計に色っぽく見える。


「見すぎ」


は!!!

「みみみみみ見てない!!な−んも見てないから!!!!」

いやいやいや
どうみてもガン見して
ただろ自分!!

つい見惚れてしまったんだよぉぅ!!!!


「見てないんだ。じゃあ早く見ろよ。ヒョロヒョロかどうか確かめてみ」


グイッと腕をひかれ
本堂夏葵の方に寄せられる。

顔の真ん前には
胸板が。

恥ずかしい
恥ずかしい!

きっと湯気がでるんじゃないかってくらい顔赤くなってる!