刻の無い少女






そっと目を開けると






何かを抜き取られたような感じがして






ものすごい疲労の波が押し寄せてきた。






立っているのもやっとで



この訳のわからない状況の中で




自分の両手に目を落としていた。







そこにまっすぐなきれいな指の手が出てきた。





視線を上げると――






私を斬った“ひと”が立っている。