あとを追いかけたのはよかったけどなんて声をかければ良いのかわからなくてドアの外にいた。 すこしして部屋に入ろうと思ったときすすり泣きが聞こえた。 それほどまでに花鈴が真理亜のなかで大きな存在になっていたのだろう。 ・・・俺は許せなかった。 花鈴のことなんてほとんど知らなかったけど命を真理亜に助けられたことも忘れて、あんなに酷いことを言い、真理亜を深く傷付けた花鈴のことを 許せなかったんだ・・・。