翌日・・・

俺は、隆哉に連れられ、特別校舎にいた。

「なぁ隆哉。」

「ん?」

「佐々木博美に本当に会えんのかよ」

「会えるよ」

こいつは、何で確信しているんだろうか。

俺には、不思議で不思議で仕方なかった。

「あ、博美チャン!!」

!?佐々木博美!?どこどこ??

「あ、隆哉君」

この声が、佐々木博美!?綺麗な声だ。

そして、俺の目の前に現れた。俺の目が釘付けになった。

綺麗なロングヘアー。華奢な体。吸い込まれるような綺麗な目。二重なのもすごくいい・・・。そのうえ、プルルンとしている唇。

なにもかもが完璧だ。

完全にノックアウト。一目惚れ。最高、佐々木博美。




これが、俺と博美がともに過ごした167日のスタート。

博美と過ごした暖かい日々の第1日目。

俺は、このときは知らなかったから・・・

博美が抱えている・・・

苦しみに・・・