ふと我に帰ると空は青空に戻り、目の前にいた少女は消えていた。


「はは、幻覚かよ。だよなまさか神が俺に愛を求めてくるなんてな…しかも、俺が世界と神に寵愛を受けているだって…?笑わせるな」



そして俺は学校に向けてまた走りだした。


少し、ほんの少しだけ現実でなかったのが悔しかった。







『見つけた…よかった……これで大丈夫。私の愛する人よ、私を……助けて……』

彼女は、呟いた。