バスで宿泊するホテルまで向かう。

そのホテルの目の前が海…。

でも今日は、海って気分じゃないや。


「寧々さん…?」


あたしがバスに乗り込もうとした瞬間、誰かに声をかけられた。


「大丈夫?」

「…高木先輩」