あたしがそう言うと、抱きしめていた手を離してくれた。


「…洗い物終わるまで、ちょっとだけ待っててください」

「うん…」


春樹さんはあたしの頬にキスをしてから、リビングのソファに座った。



あたしの心臓、持ちそうにない…。